1月12日から23日まで青山ブックセンターHMV渋谷店のギャラリースペースで、「アイデア」320号発行記念として、近藤一弥氏撮影・構成による「飛ぶ男=The Flying Man 安部公房へのオマージュ」と「Visions in Time―Miyota 武満徹へのオマージュ」が開かれている(通常は23時までだが、最終日は17時まで)。
安部公房のインスタレーションを安部公房の書斎に映写し、それを写真に撮ったものなどが展示されているということである。(
新文芸座で勝新太郎特集をやるが、26日に勅使河原宏監督・勝新太郎主演の「燃えつきた地図」が上映される。時間は以下の通り。
10:10 / 14:20 / 18:30
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高画質で定評のある Criterion Collectionから THREE FILMS BY TESHIGAWARA HIROSHI がDVD4枚組で発売される。
「砂の女」、「他人の顔」、「落とし穴」の3本と特典ディスク、ブックレットという内容だが、各作品はもちろん新たにデジタル化され、James Quandt氏の解説がつく。
特典ディスクには勅使河原監督の短編4本(「北斎」、「生け花」、「東京1958」、安部公房脚本の「白い朝」)と、このDVDのために新しく製作された勅使河原と安部公房の関係を追跡したドキュメンタリーがはいる。
ブックレットには James Quandt氏、Howard Hampton氏、Audie Bock氏、Peter Grilli氏、Max Tessier氏が執筆しているとのこと。
北米版なのでアメリカのAmazonに注文しなければならないし、再生にはリージョン・フリーのDVDプレイヤーが必要だが、それだけの価値はあるだろう。(
「世紀の会」時代から安倍公房の盟友であり、「砂の女」など安部作品を映画化した勅使河原宏氏の回顧展が7月14日(土)から10月8日まで埼玉近代美術館で開かれる。
勅使河原宏氏は草月流第三代家元であり、家元継承後は竹のインスタレーションや陶芸に力をいれていたが、映画関係や「世紀の会」時代の資料も展示される模様である。
また、下記の日程で安部作品が上映される(入場料は無料)。
8月10日 | 午後5時30分 | 『砂の女』 |
8月11日 | 午前10時30分 | 『おとし穴』 |
午後3時00分 | 『他人の顔』 | |
8月17日 | 午後5時30分 | 『燃えつきた地図』 |