ずっとほったらかしていたが、「記号学を探して」という新コーナーを作り、毎週、記号学関係の本を一冊づつ紹介することにした。第一回はソシュールの『新訳 一般言語学講義』。今後の方針は「はじめに」を読んでほしい。
HTML5が主流になってきたので、「記号学を探して」はHTML5で書くことにした。アップロードしてびっくり。文字化けしているではないか。
あれこれ調べて原因がわかった。HTMLはUTF-8がデフォルトなのだ。HTML5だけではなく、今ではすべてがUTF-8がデフォルトになりつつあるらしい。
わたしはいまだにシフトJISのまま生活しているので、浦島太郎の気分だ。
今さらだが、melma!で「記号学を探して」というメールマガジンをはじめた。
載せるのは「記号学を探して」と同じ文章だが、配信は一週間後にした。こちらにアップロードして一週間ぐらいはあちこちいじるので、本文が安定していないからだ。
同じ内容をメルマガで配信するのは、週刊という縛りをかけて締切を作るためである。締切がないと書く気になれないのだ。
KindleでハヤカワSF文庫がセール中だ。55%offは大きいので、『ヴァリス』三部作を購入した。
創元で出ていた時は大滝啓裕訳だったが、山形浩生の新訳に変わっていた。両氏ともあまりディックという感じがしないが。
創元で出ていたディックが軒並みハヤカワに移っている。『ヴァリス』三部作は新訳だが、他は元の訳者のままだ。創元は翻訳SFの看板をおろすつもりなのだろうか。
おっと、『高い城の男』(これは銀背)が浅倉久志訳で出ているではないか。前の翻訳はひどかった。やはりディックは浅倉訳がいい。
現実の浅倉氏は地味で実直なオジサンだったが、ディックを訳すと、ヒロインが蓮っ葉で色っぽいお姐ちゃんになるのだった。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 』のレイチェル・ローゼンなんて最高だ。
そういえば「ブレードランナー2049」がもうはじまっていた。年内いっぱい、ディック漬けになろうか。