ファンタジー映画というより「剣と魔法」もの。横恋慕した悪徳司教に魔法をかけられた恋人たち(騎士は日没後狼になり、姫は日中鷹になり、人間としては顔をあわせることができないという境遇に置かれる)が司教と対決し、魔法を解くまで。中世アイテムを巧みに配し、うまく雰囲気を作っている。
こぢんまりとまとまっていて、小粒という印象だが、若い日のミシェル・ファイファー(美しい!)は一見の価値がある。
録音は4.1という過渡期のフォーマットだが、教会の中の残響、石畳をたたく蹄の音、森の中のざわめきが生々しい。最近の優秀録音版のような密度感はないが、圧迫感がなく聞きやすいともいえる。画質は17年前とは思えないほど良質で透明感がある。
特典はオリジナル予告編だけ。