『がんばっていきまっしょい』

加藤弘一
*[01* 英 題<] Give it all
*[02* 製作年<] 1998
*[03* 監 督<] 磯村一路
*[04* 出 演<] 田中麗奈
*[04*    <] 真野きりな
*[04*    <] 中嶋朋子
*[05* 製 作<] ポニー
*[05* 地 域<] R2、NTSC
*[06  枚 数<] 片面2層×1
*[06  時 間<] 120+40分
*[06* 音 声<] 日本語
*[06* 字 幕<] 日本語、英語
*[06* 画 面<] 16:9 LBX
*[07  特 典<] メイキング、監督インタビュー
*[07     <] スチール集、主題歌クリップ
*[07     <] 予告編、文書資料
*[08* 作 品<]☆☆☆☆
*[08* 特 典<]☆☆☆☆
*[08* 画 質<]☆☆☆
*[08* 音 質<]☆☆☆

 田中麗奈のデビュー作。受験校に合格した主人公が女子ボート部を復活させ、二年目に県大会の決勝までいくという典型的な駄目チーム奮闘ものだが、映像が瑞々しく、奇跡的な傑作に仕上がっている。

 田中麗奈がすばらしい。うまいかといえば、うまくはないのだが、この人は最初から大女優なのだ。彼女と較べると、真野きりなも含めて、他のクルーはぱっとしない。キャラがすこしも立っておらず、演出が未熟なのかもしれないが、田中麗奈に喰われたという面もありそうだ。

 主題歌の「オギヨディオラ」を歌っているリーチェは韓国の歌手だそうである。「オギヨディオラ」は韓国語で船を漕ぐ掛け声だそうだが、監督は意味を知らずにこの曲を選んだという。サウンドトラックがほしかったが、これも品切である。

 メイキング、文書資料とも充実している。画質・音質は普通だが、2chにしては定位がよく出ていて、疑似5.1chが効き、レースの場面など、臨場感が格段に増す。

 今回、『スワロウテイル』、『アナザヘブン』、本作と、ポニーの廉価盤邦画を三枚とりあげた。三枚ともよくできていて、4700円でも惜しくないと思った。特に本作は満足度が高い。

amazon
Copyright 2003 Kato Koiti
This page was created on Sep14 2003.
DVD映画
ほら貝目次