いわずとしれたナスターシャ・キンスキーの最高傑作。封切をふくめて二、三回しか見ていないはずなのだが、大半の場面をおぼえていた。それだけ没入して見ていたのだろう。二十数年ぶりに見直しても、すばらしいというしかない。
内容については原作が入手できることだし、ここであらためて書くことはない。
直前に撮った「今のままでいて」のナスターシャ・キンスキーはアイドルにすぎなかったが、この作品で伝説となった。ポランスキーの魔術である。
画質はよくない。トリミングしていないのは評価できるが、平均ビットレートは3Mbps前後で、輪郭補正をかけすぎて不自然な絵になっている。近々、US版が出るそうなので、そちらに期待しよう。