『スカーレット・レター』

加藤弘一 *[01* 原 題<] The Scarlet Letter
*[02* 製作年<] 1995
*[03* 監 督<] ジョフィ,ローランド
*[04* 出 演<] ムーア,デミ
*[04*    <] オールドマン,ゲイリー
*[05* 製 作<] ハピネット
*[05* 地 域<] R2、NTSC
*[06  枚 数<] 片面2層×1
*[06  時 間<] 139分
*[06* 音 声<] 英語5.1、日本語
*[06* 字 幕<] 日本語
*[06* 画 面<] 16:9 LB
*[07  特 典<] 予告編(オリジナル、日本)
*[07     <] 文書資料
*[08* 作 品<]☆☆
*[08* 特 典<]
*[08* 画 質<]☆☆
*[08* 音 質<]☆☆

 『緋文字』の映画化というふれこみだが、ホーソンもびっくりのロマンチック歴史大活劇になっている。『ミッション』の監督だけに、ディムズデール牧師(ゲーリー・オールドマン)はネイティブ・アメリカンのよき理解者で、クライマックスではネイティブ・アメリカンが大活躍し、なんとハッピーエンドで終わる。

 黒髪で、強情そのもののデミ・ムーアはヘスター・ブリンにぴったりではある。チャリングワースと名前を変えてあらわれるヘスターの夫(ロバート・デュバル)は、粘着質で陰険な面ばかりが描かれ、単純な悪役になってしまっている。チャリングワースの高邁な部分は、そっくりディムズデールに移され、偽善的な部分が薄められた結果、共感しやすいヒーローになっている。原作では、男二人の人物像はもっと複雑で、容易に感情移入できないが、ハリウッド映画にそれを期待するのは無理か。

 原作とは別物と割り切れば、なかなかおもしろく仕上がっている。『緋文字』がこんな単純な話だと誤解する人が出てきそうで、心配だが。

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