Castle in the Sky

加藤弘一
*[01* 原 題<] 天空の城ラピュタ
*[02* 製作年<] 1986
*[03* 監 督<] 宮崎駿
*[04* 出 演<] ヴァン・ダー・ビーク,ジェイムズ
*[04*    <] パキン,アンナ
*[04*    <] リーチマン,クロリス
*[05* 製 作<] Buena Vista
*[05* 地 域<] R1、NTSC
*[06  枚 数<] 片面2層×2
*[06  時 間<] 125分
*[06* 音 声<] 日本語、英語5.1、フランス語
*[06* 字 幕<] 英語
*[06* 画 面<] 16:9 LBX
*[07  特 典<] ジョン・ラセターによる紹介
*[07     <] アテレコ風景、予告編集
*[07     <] 絵コンテ
*[08* 作 品<]☆☆☆☆☆
*[08* 特 典<]☆☆
*[08* 画 質<]☆☆☆
*[08* 音 質<]☆☆

 安いUS版で見たのだが、FBIの警告につづいて、ディズニーのロゴが出てくる。同時発売の『千と千尋の神隠し』と『魔女の宅急便』の予告編が流れ、ジョン・ラセターの挨拶(大したことは言っていない)があってから、やっと本篇がはじまる。

 封切以来だから、18年ぶりである。宮崎アニメの中では一番おもしろいのではないかと思っていたが、やはりそうだった。絵は今の水準からいうと粗いが、作品としてはこの頃がピークだったと思う。

 英語版はドルビー5.1の効果はあるものの、声優が老けすぎている。ヴァン・ダー・ビークは『魔女の宅急便』のトンボでもどうかと思うのに、パズーはいくらなんでも無理だ。アンナ・パキンもシータにはとうが立ちすぎている。海賊の女親分、ドーラは、キャラクターと似ていなくもない皺だらけのクロリス・リーチマンだが、天下のディズニーが勧進元なのだから、ウーピー・ゴールドバーグあたりをおごってほしかった。フランス語の吹替もはいっていたが、こちらはかなり出来がいい。パズーは腕白そうな男の子で、女性の声優とは勢いが違う。

 特典の吹替風景にはなぜかアンナ・パキンが登場しない。オリジナル予告編を18年ぶりに見たが、恐ろしく恥ずかしいナレーションがはいっている。あれはパロディのつもりだったのだろうか。

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This page was created on Jun10 2003.
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