『イグジステンズ』

加藤弘一
*[01* 原 題<] eXistenZ
*[02* 製作年<] 1999
*[03* 監 督<] クローネンバーグ,デビッド
*[04* 出 演<] リー,ジェニファー・ジェイソン
*[04*    <] ロウ,ジュード
*[04*    <] ホルム,イアン
*[04*    <] デフォー,ウィレム
*[05* 製 作<] ポニー
*[05* 地 域<] R2、NTSC
*[06  枚 数<] 片面1層×1
*[06  時 間<] 97+20分
*[06* 音 声<] 英語5.1、日本語
*[06* 字 幕<] 日本語
*[06* 画 面<] 16:9
*[07  特 典<] メイキング
*[07     <] 予告編集
*[08* 作 品<]☆☆☆
*[08* 特 典<]☆☆
*[08* 画 質<]☆☆
*[08* 音 質<]☆☆

 公開時に見ているが、気になる作品なので、廉価版が出たのを機に見直してみた。

 粘液ドロドロのガジェットこそクローネンバーグだが、迷宮構造のストーリーはディックの長編を思わせる。うかうかと異世界にはいりこんでいく感覚はたまらない。比較的低予算の映画だろうし、これといった技術は使っていないが、単細胞の大作よりよほどスリリングだ。

 メイキングはインタビュー中心だが、たいしておもしろくない。クローネンバーグは『悪魔の詩』のサルマン・ラシュディと話していて、この映画を思いついたという。狂信者に生命を狙われる芸術家というわけだが、本人が関係があると思いこんでいるだけだ。

 画質・音質は並だが、もともとちまちました作品なので、これでも十分である。

映画版

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