『グリーン・デスティニー』コレクターズ・エディション

加藤弘一
*[01* 原 題<] 臥虎藏龍
*[02* 製作年<] 2000
*[03* 監 督<] リー,アン
*[04* 出 演<] チャン,ツィイー
*[04*    <] チョウ,ユンファ
*[04*    <] ヨー,ミシェール
*[04*    <] チャン,チェン
*[05* 製 作<] ソニー
*[05* 地 域<] R2、NTSC
*[06  枚 数<] 片面2層×1
*[06  時 間<] 119+52分
*[06* 音 声<] 北京語5.1、日本語5.1、英語5.1
*[06* 字 幕<] 日本語
*[06* 画 面<] 16:9
*[07  特 典<] メイキング、インタビュー(ミシェール・ヨー)
*[07     <] 音声解説(監督、製作者)
*[07     <] 予告編、スチル集、文書資料
*[08* 作 品<]☆☆☆☆☆
*[08* 特 典<]☆☆☆☆
*[08* 画 質<]☆☆☆☆
*[08* 音 質<]☆☆☆☆

 ご存知、ハリウッド資本による武侠映画。SuperBit版でも出ているが、特典のついたコレクターズ・エディションで見た。

 封切時に東劇で二回見ているが、DVDで見ても素晴らしい。DVDではあらさがし的な見方になりがちだが、最高の俳優と最高のスタッフをそろえただけに、びくともしない。これは傑作中の傑作である。欲をいえば、字幕はオリジナルに近づけて改良してほしかった(「碧名剣」は「青冥剣」に、「ウーダンの者たち」は「武当派」にすべき)。なお、公式サイトはまだ生きていた。

 原作は4部作中の第3作で、多くのエピソードを削ってあるらしいのだが、くりかえし見ていると、背景がいよいよ気になってくる。王度盧の原作が読みたいが、依然として訳されていない(日本人の書いたノベライゼーションはあるが)。台湾では原作に忠実な全34回の電視版が放映されていて、来月、日本版DVDが発売されるが、半分に縮めた再編集版らしい(それでも10時間以上あるのだが)。

 特典のメイキングとインタビューは英語の堪能なミシェール・ヨーが中心になっていて、チャン・ツィイーはスチル集にしか出てこない。スチル集は音楽のついた電気紙芝居で、なかなかいい。オリジナル予告編はアメリカで流れたものだが、「臥虎藏龍」という漢字を強調していて、かっこいい。

 SuperBit版は未見だが、通常版でも画質・音質は十分いい。ヨーヨー・マの芳醇なチェロの響きが悠久の歴史に誘ってくれる。

amazon
Copyright 2004 Kato Koiti
This page was created on Jan31 2004.
DVD映画
ほら貝目次