TV版は見ていないが、それでもおもしろかった。
日本語版で見たが、木梨の子煩悩パパ最高! 室井滋もはまり役!
ナショナル・ナルチシズムをくすぐってくれるが、作品的にはイマイチ。
アイデアはおもしろいが、コテコテの香港映画。
よくできているが、コテコテの韓国映画。
フランス人が勧進元の11人の監督によるオムニバスだが、凡作は2本だけで、あとは傑作ぞろい。ルルーシュと今村昌平は絶品。
絢爛豪華なロマノフ朝絵巻なのだが、ざらっぽいデジカム画像がマイナス。
狩人部分が半分、カザフスタン版『青い目覚め』部分が半分。
野波麻帆・小池栄子は大熱演だが、単なる露悪趣味では。
大沢たかおと加藤雅也の密室チャンバラ。無言を通す魚谷佳苗もよし。
癒しの寓話のつもりらしいが、そらぞらしいだけ。勘違いOLには受ける?
映像美で見せる映画なのに、粗悪なプロジェクターで台なし。アジア・フィルム・フェスティバルなんだから、フィルムで上映してくれ!
タリバン支配がどういうものだったか、皮膚感覚的にわかった。監督の質疑応答はエディトリアルに。
5人の作家のオムニバスだが、主人公は全部かわいそうな子供。ユーモラスなタッチが救い。
アフリカ民話のアニメ化。おもしろい上に善悪二元論を越えている。
オーソン・ウェルズにつづいて、『ドン・キホーテ』の呪いを受けたテリー・ギリアム。頑張れ、井筒だった復活できたんだ。
帝政ロシアの最後の栄華を再現した文芸大作だが、これって人道ストーカーでは?
ピカレスク時代劇の傑作にして、座頭市シリーズの原点。勝新太郎は天才だ。
1960年代の日本映画界の総力を結集した大作だが、ハリウッド映画にもインド映画にもなれなかった。
ベッキンセイルにファザコン吸血鬼をやらせるのはおもしろいが、演出が独りよがり。
料金分笑ったが、今回は綱わたりの綱を最後までわたりきれなかった。
アフガン難民の少年の目から描くユーラシア横断闇ルートの実態。これはきつい。
木村佳乃がもうけ役。トルコの軍楽を使ってほしかった。
あっと驚くどんでん返しはなかったが、辻褄はあっている。
アク抜きされたヤクザ映画。よくも悪くもポストモダン。
くどい人情噺。1980年代にあの「出生の秘密」はありか?
英国貧乏映画の力作。予定調和の結末がどうも。
ゼロ・ワン誕生秘話は期待はずれ。おもしろいのは前に見た「Last Battle」だけ。
贅肉を落としすぎた追跡映画。
収容所の出てこないユダヤ人もの。地味だが味がある。
第一作をしのぐ。アメコミというより風太郎忍法帖だ。
結末はわかっているが、1960年代ファッションと唄が楽しい。
先代幸四郎主演だが、今の幸四郎そっくり。それだけ。
頼家が可哀想。
第一作の面影なし。見どころは深キョンだけ。
おもしろかったが、絶賛するほどか?
やっと映画館で見ることができた。新文芸座に感謝。
PC的に際どくて、ハラハラする。
キルスティン・ダンストが嫌いなので、点が辛くなった。
ヘルシンキのリストラ物語。ハッピーエンドはうれしい。
ヘルシンキどん底生活が楽しそう。ラストもよし。
ケチのつけどころはたくさんあるが、後半の盛りあがりはすごい。
前作よりいいと思うのだが、慣らされてしまったか?
出涸らし。北朝鮮や透明アストンマーチンまで出したら終りだ。
元気のいい爺さんだが、ファッション界は興味がないので。
古き良き少女漫画の世界。なんという繊細さ。
小またの切れ上がった小品。かっこいい。
内戦より共産党独裁体制の方がましだと言いたいのだろう。
ケイト・ブランシェットは好きだが、陰々滅々なホラーだった。
東欧知識人の屈折した心情がそくそくと伝わってくる。
何度見てもいい。
ジョニー・デップよりSFXの方が記憶に残る。
ケイト・ハドソンはコメディエンヌとしては母親におよばず。
感動的。元の舞台が見たい。
演出がお粗末で、二大女優すれ違いで終わる。
今年のベスト3にいれたい。
騒がしさ全開。疲れる。
3時間20分は長すぎる。2時間に刈りこめばおもしろくなるのに。
これも舞台劇風密室劇。より緻密だが、地味で閉塞感あり。
舞台劇風密室劇。女優競演の華やかさが閉塞感を救っている。
久我美子のういういしさは今も新鮮。
香川京子は日本女性の粋だ。
場末のストリップ劇場を舞台にした群像劇。
お馬鹿映画の傑作。スーチーは喋らない方がいい。
設定は反ユートピアものだが、中味はチャンバラ・アニメ。
嫌味すれすれのコメディ。
うまくできている! これで主役に華があれば。
海が出てこない!
モニカ・ベルッチの出番はあれだけか?!
お勉強映画的でもたつくが、素材がすばらしすぎる。
英国貧乏映画の最高峰。痛い。
シャーリーズ・セロンの出番はあれだけか?!
見直すたびにおもしろい。
食事はおいしそうだし、やけに楽しそう。
ややこしい話。一応辻褄はあっているが。
骨太の歴史劇。タルコフスキーは美意識だけではない。
戦争映画なのに、登場人物がみんな艶めいている。
二度目だが、ようやくおもしろさがわかった。
一度見ただけでは、さっぱりわからない。
見直すたびにおもしろくなる。
美意識はすごいが、ドラマ部分が弱いような気がする。
かわいらしい題名がついているが、中味は裏アメリー。
出だしはいいのだが、後半は中途半端なSF。
文革に対する怨みはわかるが、かなり嫌味な映画。
半分ちょっと見て、ようやく仕掛けがわかった。
少年、超能力者の受難、冤罪、幼児姦とキングの十八番がならぶ。
一つもいいところがない珍らしい映画。
アフガン難民もの。泣かせどころを心えている。
一つ一つの映像はすごいが、メリハリがない。
ミュージカル場面をもっとじっくり見せろ!
キェシロフスキーの脚本は資本主義国では無理がある。
お伽話から崇高な悲劇へ。
深刻な問題なのに、爆笑また爆笑。
アイリス・マードックはアルジャーノンだった。
盲目の美少女を主人公にした人情噺。あざとすぎる。
伝説の438分映画。見終わって達成感がある。
頭の中でこねくりまわしたストーリーだが、それでもリアリティがある。
切れ味のいい短編を映画にしたような作品。
ニューヨークの人気レストランを舞台にした群衆劇。
いい年して、お疲れさま。
市川実日子の仏頂面に見とれた。
下ネタを売りにしていたが、映画以前。
この姉妹、最高。
市川実和子の癖のある顔がだんだん美人に見えてくる。
アラはあるが、孤独な心象風景が切ないくらい美しい。
低予算のくせに背伸びをして破綻。
おふざけ映画だが、奇跡的におもしろい。
久野真紀子というすばらしい女優を発見!
日本では珍らしいディスカッション・ドラマ。
通俗活劇として成功。
朝鮮古代もの。ちゃち。
題材はおもしろいが、詰めこみすぎ。
実話の力。
ひねくりすぎ。
もっとおもしろくなるはずなのに、二番煎じで終わっている。
舞台裏をまじえたオペラ映画。ねらいがわからない。
鬼気迫るはずの部分を避けている。
ダークなコメディ。ペネロペ・クルスは性悪が似合う。
きれいにまとまっている。
よくできているが、軽量。
くさくてくどい。
イラン得意の子供を主人公にした半ドキュメンタリーだが、病気は反則。
映像は美しいが、よくわからない。
インテリ女の作りそうな退屈な映画。
評価が高いが、どこがおもしろいのだろう?
よくできたユダヤ人もの。国民和解のメッセージが受けたのだろう。
アフガンものだが、抑制した演出が好ましい。
キシュ島を舞台にした三監督のオムニバス。宣伝映画なのに芸術。
アフガンが舞台の小品に家族ビデオを組みあわせている。
戦火の跡も生々しいアフガン・ロードムービー。
考えすぎのマケドニア・ウェスタン。前作にはるかにおよばず。
悪ガキ二人が最後に傷つけあう痛ましい青春映画。
今さらのベトナム戦争ものだが、丁寧に作ってある。
最初にDVDで見たが、こういう映画は映画館で見ないと。
駄作のくせに、映画愛の押しつけだけは一人前。
強制収容所のような寄宿学校から逃げたアボリジニ姉妹の実話。
重厚な歴史劇。封切で見たかった。
下放ものの傑作をやっと見た。
何度か見ているが、筋金入りの名作。
韓国の生真面目な役者に日本のおちゃらけ警察ドラマをやらせようとして失敗。
金大中拉致を描くが、全共闘世代のくさみが強すぎる。
フランスの前衛は洗練を極めている。
映画史に残る名画らしいが、コテコテの父子愛情もの。
シリーズものの宿命で第一作より落ちる。
手のこんだミステリ。よくできている。
還暦を過ぎた監督が、はじめての時代劇で新機軸を打ちだし、成功している。