e−zine専門のリンク集で、どこでどんなアーティクルが更新されたかが一目でわかります。これは便利!
岡島昭浩さんによる電子化テキストのリンク集。古事記から中島敦にいたるまで、とても充実しています。
加藤英明さんによるWWW上の著作リストのリンク集。現代作家とエンターテイメント系が充実しています。
Hirayan's Sci-Fi pageにあるSFリンク集。分類が細かいのとコメントが実務的で使いやすいですね。SF関係では大森望さんのリンク集も充実しています。
三ツ矢浩之さんによる日本語で遊ぶページを収集した破天荒なリンク集。硬軟とりまぜてあって、楽しめます。
日本史、中国古典、海外の日本研究のリソースを収集した硬派のリンク集。「閼伽出甕」は「アカデミカ」と読むそうですが、質・量ともに立派で、オーナーの強烈な個性が出ています。
Mining Companyの提供する芸術系のディレクトリ・サービスです。英米だけでなく、世界中から目配りがよく集めてあって、重宝します。
大学関係や学会関係のサイト、メーリングリストが検索できます。
モダニスムというと定義が難しいですが、19世紀末文学からべケットにいたるとんがった作家の関連ページを集めたリンク集です。アルファベット順で検索できます。
女流作家専門のリンク集。
批評関連のページのリンク集。よく集めてあります。
「et.vi.of nothing」さんによる、岩野泡鳴、国木田獨步、正宗白鳥、田山花袋らの自然主義小説家、高橋新吉、吉行エイスケらのダダイスと、さらには福沢諭吉を「ニヒリズム」という視点から紹介したページです。このページでいう「ニヒリズム」、「自然主義」はかなり独特ですが、こういうくくり方もおもしろいでしょう。
杉山滋郎さんによる、科学史・技術史の視点からの小説の紹介。
鈴木俊明さんによる本格的な書誌です。現在、桶谷秀昭、島尾敏雄、埴谷雄高、古井由吉、吉本隆明の全著書、全参考文献リストが公開されていますが、断簡零墨までふくめた全作品、さらには関係論文まで網羅した「ノート」が暫定公開されています。
大阪府守口市で漢方薬局、彩雲堂を経営する増田学道さんによる漢詩のページです。縦書きにするために GIFで画像をつかったり、詩吟や中国語の発音をリアル・オーディオにするなど、目立たないところでマルチメディア化しています。詩吟をやっておられるだけに、日本漢詩が多いですね。
教養講座という感じですが、初学者にもわかりやすく作ってあります。行間のあきすぎた縦書表示にはつらいものがあります。
短編小説を専門に紹介するページです。最近は長い小説ばかりですが、日本文学は短編中心に発展してきた歴史があります。短編に注目したところがうれしいですね。今のところ、川端康成だけですが、これからに期待が持てます。
久野誠さんによる修辞学のページ。「直喩研究の指針」という論文を公開。「近・現代日本文学の電子テキスト」というリストには、「新潮の100冊」などのCD-ROM出版物の収録作品のデータがあります。
中澤弥さんによる日本全国の文学館・記念館のリストです。
横浜市中区山手町に1984年に開設された神奈川近代文学館のホームページ。近代文学の専門図書館として資料を公開する一方、博物館機能ももち、常設展示、企画展をおこなっています。
「掃苔」とは苔むした墓石を清めて故人をしのぶこと。もともとは「文学者掃苔録」というぺーじでしたが(今もあります)、ディスクスペースが限られているので更新データだけをおき、バックナンバーは「掃苔録図書館」にまとめたということのようです。二百名近い文学者の墓所を写真入りで紹介し、業績を簡潔に述べています。(Updated Apr27 1999)
五十年かけて(!)、日本全国四千ヶ所(!!)の文学碑を訪ね歩いた方の娘婿にあたる坂口明生さんが公開されている文学碑データベース。膨大な数に圧倒されます。写真や地図はファイル・サイズが大きくなるということで一枚も掲載されていませんが(山梨県内の分だけは公開の予定があるとか)、メールでお願いすれば送ってくれるとのことです。現在は未整理で混沌としていますが、おいおい作家別索引などを整備していくとのことです。
調布市が1985年に開設した武者小路実篤記念館のページ。記念館は仙川の実篤公園(武者小路邸跡地)に隣接されて建てられているそうです。
中也の郷里、山口県湯田温泉にある中原中也記念館の公式ページ。半年ぶりにみたら、充実しきまてした。(Nov21 1998)
『沈黙』ゆかりの長崎県外海町に開館した文学館の案内ページ。館内の写真ぐらいしかありません。
パリで日本語雑誌などを発行しているKSMという会社のページ。ミシュレ、プルースト、バルザック、アポリネール、サルトル、ボーボワール、ネルヴァル等々の文豪が葬られているペール・ラシェーズ墓地とモンパルナス墓地をビジュアル的に紹介しています。
琉球かるた同好会による琉歌のページ。琉歌とは琉球諸島で、今日まで連綿と作られている口承詩で、伝統音楽や舞踊、劇とも密接なつながりをもっています。今でも盛んに大会が開かれ、琉球かるたとしても親しまれているということです。琉球文化全般のリンクも。
馬込近辺には、明治末年から文学者、芸術家が住むようになり、震災後は田端とならぶ「文士村」となりました。このページは、現在、馬込在住のnobetaさんが運営されていて、ゆかりの文学者、その旧宅、赤毛のアン記念館や大田区郷土博物館を紹介しています。(Jan05 1998)
泉鏡花文学章を出している金沢市のページ。金沢出身の文学者だけではなく、吉田健一のような金沢を題材に作品を書いている作家も紹介しています。
広島県福山市在住の写真家、村上宏治さんによる尾道のページ。頼山陽、志賀直哉、林芙美子が紹介されています。
若くして世を去り、生前、評価されることの薄かった石川啄木と宮澤賢治に、1876年創刊の地元紙、岩手日報は作品を掲載し、記事でとりあげるなど、あたたかい手をさしのべています。岩手日報と二人の詩人の係わりを紹介したページです。(Mar23 2001)
北川和秀さんによる群馬県出身作家の Who's Whoですが、詩碑の探訪あり、エッセイあり、小伝ありとバラエティにとんでいます。田山花袋、萩原朔太郎、大手拓次、土屋文明のような文学史上の作家から、黒井千次氏、金井美恵子氏にいたる現役の作家まで、網羅的に紹介しています。
早大ゆかりの作家を紹介したページで、早稲田大学図書館が作ってます。まだ一部しかできていませんが、作家事典として育てていく方向のようです。(Aug31 1998)
HTML版、ExpandBook版、テキスト版と、同じ作品を三種類の形式で公開した電子図書館です。ExpandBookの開発元、Voygerのサーバーにありますが、Voygerは場所を提供しているだけとのことです。協力者のことを「工作員」と呼ぶあたり、学生運動くずれっぽいですが、蓄積された作品量はかなりのもので、一度のぞいてみることをお勧めします。(Nov11 1998)
naniさんが主宰する電子テキスト集積サイトです。『明暗』と『ヰタ・セクスアリス』を長期計画でテキスト化するほか、WWWで公開されているテキストのリンク集もあります。(Feb07 1999)
NOAHさんによる泉鏡花の電子文庫。QTViewにより、縦書、総ルビで読めます。デザインが鏡花にふさわしく、巻物の感覚で読めるのは感動的です。(Jan09 2000)
山口美佐さんによる電子詞花集。上田敏、北原白秋、八木重吉、立原道造らの詩が QTViewにより、縦書、ルビつきでも読めます。(Apr06 2003)
『温泉集』(初期短歌)、『山羊の歌』、『在りし日の歌』の電子テキスト。lzh化したテキスト版も。
「倉頡」とは漢字を発明したとされる伝説上の蒼頡に、アルシーヴという意味の「倉」をかけた洒落でしょう。古典を電子化する場合、漢字コードの問題がありますが、「倉頡」では、JIS補助漢字でできるだけ原典に近いテキストを公開する一方、補助漢字を表示できない人のために、補助漢字のはいったテキストを画像に変換するサービス(東大と京大で提供)を経由して読めるような工夫もしてあって、本当にありがたいです。すでに「論語集註」と「易経」が公開されていて、現在、「詩経」を準備中とのことです。
一時期あった書籍検索サービスはなくなりましたが、展示案内、画像による稀覯書のオンライン公開など、内容が充実してきました。(Oct13 1998)
The EconomistやUSA Today、Saturday Evening Postなど、新聞雑誌を検索・閲覧できるすぐれものです。継続して使うには会員登録が必要。
1996年9月に創刊50周年をむかえた「群像」のページ。年表や、創刊以来ずっとつづいていて、「群像」でもっとも読む人が多いといわれる「創作合評」(出席させていただいたことがありますが、文学の鉄人という感じでした)の写真がのっています。
現存するもっとも長い伝統を誇る文芸誌、「新潮」のページ。毎月、編集長のエッセイと作家もちまわりの「写真日記」が全文掲載されています。「バックナンバー一覧」のコーナーはありがたいです。
澁澤の知の体系を巨大なリンク集として実現しようというドラコニア・プロジェクトのためのML。
村上春樹読者のためのMLに加入するためのメールアドレスです。タイトルなしで「subscribe khalki」とだけ書いて送信すれば、参加できます。まだWWWページがないので、詳細が知りたい人は表題なしで「info khalki」と書いて送り、解説をとりよせてください。二百人以上の参加者がいて、とても活発なMLですが、村上春樹以外の話題も多いようです。
文藝家協会は日本の文筆家が結集した伝統ある団体で、文化と言論をめぐる協会としての考え方をアピールしていくとともに、文筆家の開いているページを、すべてのジャンルにわたって公平に紹介しています。
大学共同利用施設として運営されている戸越の国文学研究資料館のホームページ。利用案内のほか、オンライン資料データベースの公開、漢字コードについての討論などがおこなわれています。
戦前の発禁本や戦後のカストリ雑誌、SM本など、貴重な資料を収蔵するので有名な神楽坂にある風俗資料館のホームページ。伊藤晴雨や奇譚クラブのイラストレーターたちの責絵を公開するほか、蔵書や資料ビデオの整理済みの分の目録も公開しています。
日本文化を学際的に研究する大学共同利用機関。海外の日本研究を支援するために、多くの研究者を招聘しているということです。
源氏物語の語彙を統計学的に研究した論文や紫式部の病跡学的分析を公開しています。
1985年から活動を続けているアフリカ文学研究会のページです。『MWENGE』という会報からの記事の転載のほか、トピック別の詳しいリンク集(多くは英語ページ)があります。アフリカ文学というと、日本では反アパルトヘイト運動の関係でしか知られていないですが、いろいろな動きがあるのですね。せっかくWWWサイトを開設したのだから、一般向けの紹介を期待したいところです。
コロンビア大学に設置された日本文化研究の拠点。活動内容の簡単な紹介だけで、まだ日本語版もないですが、いずれ作ってほしいですね。
近代日本文学を紹介する総合サイトを目指し、HTMLのわかるボランティアを募集していましたが、地元の広告会社が製作を請け負うようになったようです。「京都文学案内」の普請は進んでいるようですが、マルチメディアを駆使するという「ヴァーチャル文学館」はどうなったんでしょうね。
猪狩浩美さんによる資料ページ。古代から中古にいたる日本の律令官制と、隋唐代の中国の官制、用語をまとめてあり、古典を読む上でひじょうに役に立ちます。(May21 1999)
奈良国立文化財研究所の飛鳥資料館のページ。半日は楽しめます。
小寺裕さんによる和算のページ。江戸時代、和算というヨーロッパにも匹敵する高度な数学が日本にありました。算額は和算家が神社仏閣に奉納して飾ってもらった額絵で、研究成果を発表する重要なメディアでした。算額の写真のほか、全国算額案内も。
めぐみさんによる吉原の歴史と生活を紹介した研究ページ。オーナーは現役の湯女さんだそうですが、学術的な内容を世話にくだいていて、いろいろな意味で勉強になります。洒落本はもちろん、硯友社、荷風、吉行淳之介にいたる花柳小説を読む上では必見のサイトでしょう。(Feb22 2000)
競技かるた4段の小林そーたさんによるかるた総合ページ。競技かるたの解説にはじまり、かるた関係者・団体のリンク、かるたソフトの紹介、Javaで動くオンライン・かるた、百人一首の世界まで、周防正行監督が映画化してもおかしくないディープな世界が広がっています。(Updated on Aug12 1999)
役の小角が開祖といわれる修験道は現代にも生きていました! 現役の山伏による修験道の紹介ページです。
4年間、京都で少林寺拳法の修行をつづけているというハリーさんによる日本紹介。日本人でも知らない情報が満載!
人形作家・写真家の石塚公昭さんのページ。作家の人形を、作品ゆかりのレトロな世界の中で撮影した作品を公開しています。谷崎潤一郎、稲垣足穂、江戸川乱歩は必見。大正時代の芸術写真で使われたオイルプリントという技法も復興されていて、これがまたいい味です。IE5ではうまく表示できないことがあるようですが、その場合はこちらに。(May29 2000)
文豪からポルノ作家まで、作家のペンネームのいわれとエピソードを軽妙に紹介するページです。すこし意地の悪い視点がスパイスになっています。
辻調理学園のページで、『うたかたの日々』や『南仏プロバンスの一二ヶ月』に登場する料理のレシピを、写真入りで解説しています。
深谷由布さんによる情報サイトです。タイトルはいかめしいですが、新聞に掲載された文芸関連ニュースの表題を網羅しています。以前は内容のダイジェストもあったんですが、版権上の問題からこうなったようです。表題だけでも重宝します。(Oct25 1998)
1994年に放映されたフジTVの深夜番組「文學ト云フ事」のページ。
猪瀬氏というより猪瀬事務所のページで、更新が頻繁におこなわれています。週刊文春連載の「ニュースの考古学」や、猪瀬氏が委員長をつとめる日本ペンクラブ「言論表現委員会」の活動報告が読めるのもありがたいですが、特筆すべきは、週刊ポストに連載中の「マガジン」。川端康成が少年時代に熱中し、文学的才能を開花させるきっかけとなった投稿雑誌に光をあて、雑誌ジャーナリズムや WWW文化の原点として評価しています。
立花隆氏の主宰する科学史上の宝探しのページ。東大というのはおもしろいところですね。週刊現代で連載中の「現代を撃つ」や、Viewsに連載されていた「インターネット探検」のページにも飛べます。
労作です。
ミステリ&SF系の大学サークルとしてはもっとも長い伝統をもつワセダ・ミステリ・クラブOB会の公式ページです。こんなにたくさんの人が出版界で活躍していたのかと感慨にふけりました。
翻訳界の「巨匠」、宮脇孝雄君のページです。勉強になるなぁ。
日記ランキングではつねに上位をキープしているようです。「大森望」を演じているという気がします。実物はヘンリー・ジェイムズを研究したこともある真面目な人なんですが。